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梅雨時の住宅のお手入れ    ■注文住宅コラム

2023.06.16

woodplusです。

じめじめと蒸し暑い時期になりましたね。雨は必要だとわかってはいるのですが、湿気により髪の毛が膨張したり、体がだるくなったり一年の中で一番苦手な季節だ!と思ってしまうのは、私だけでしょうか?

さて、今回のコラムは梅雨の住宅のメンテナンスについて書いていこうと思います。梅雨の時期は雨による湿気で、体調が変化するだけでなく家にとってもカビが発生しやすくなったり、虫が発生しやすくなったりとトラブルが起きやすくなります。そしてこの時期、家のお手入れを怠ると、カビやシロアリの被害が広がる恐れがあります。でもちょっとしたひと手間で、被害を防ぐことができるので少し紹介させていただきます。


家にとって湿気は敵です。そこで適切な通気と換気を確保することが重要です。湿気を逃がすために、室内の換気をこまめに行いましょう。雨の降らない日は窓を開けて風を通し、室内の空気を入れ替えます。また、衣類や布団などの乾燥も大切ですので、天気の良い日には洗濯物を外に干すなどして湿気を減らしましょう。外に干せないときは布団乾燥機を使ったり、クローゼットの扉を開けて衣類に風を通すのも効果的です。

更にこの時期は家具や床にも気を遣いたいものです。家具を壁にぴったりと付けて配置している場合、壁と家具の間に湿気がこもってカビの原因にもなります。家具は壁より少し離して配置して空気の通り道をつくり、除湿器を使って適度な湿度を保ちましょう。床や畳の掃除をする場合は湿らせた雑巾やモップを使って、水分を残さないように気を付けて掃除をしましょう。

浴室や洗面所など日頃から湿気の多い場所はカビの発生も気になるので、こまめに乾燥機を使って湿気を取り除くことが大切です。ちょっと手間ではありますが、浴室はお風呂上りにスクイージーを使って水滴をとると、カビの発生を抑える事ができます。もしカビが発生してしまった場合は、専用のカビキラーなどを使って取り除いてください。カビはゴシゴシこするとさらに広がる傾向があるそうです。カビを見つけたら「ゴシゴシ擦らずに、カビキラーをシュッと一吹き」が鉄則です。

最後にシロアリの予防も忘れずにしましょう。湿気の多い梅雨の時期はシロアリが発生しやすい季節です。シロアリは木材が大好物です。庭や外壁周り車庫などに木材を置かないように気を付けましょう。更に床下換気口の前に物を置いておくと、床下の空気の流れが悪くなり、湿気がこもる環境になります。床下換気口周りはスッキリさせて、床下の空気の流れを良くするように心がけましょう。シロアリは水なしでは生きる事が出来ません。住宅の木材を湿気から守るために水漏れや雨漏りがないか、チェックしておくと良いでしょう。定期的な点検や業者に防蟻処理をお願いするのもお勧めです。因みに防蟻処理は5年ごとに行う事をお勧めします。


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