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◆窓の種類と機能 その2-1■注文住宅お役立ちコラム(16)

2019.09.06

大阪府高槻市・茨木市を中心とした自然素材の注文住宅のwoodplusです。

ぼちぼちクーラーをつけずに過ごせるかな、と思っていましたが

あっさりと午前中から始動…

 

我慢をして体調を崩すより、身体に素直な生活をしていきます。

 


窓の種類と機能②

 

 

以前ブログの中で、家の窓の「ガラス」についてお伝えしましたが、

窓は形状によって使われ方も異なってきます。

 

 

<デザイン・形状>

窓のデザインや形状は、数多くあります。

窓のデザインや形状を選ぶ際には、デザイン性だけでなく、

空間に適した開閉方法かどうかや、開閉操作の使い勝手、

手入れ方法なども確認しておくことが大切です。

 

また、外からと室内側から両面からの

見え方を検討しておくことも大切です。

 

デザインや形状ごとにメリット・デメリットが存在します。

 

 

・引き違い窓

よく目にする開閉方式で、2枚以上の戸を溝やレールにはめ、

横方向に開閉する、障子や襖と同じ構造です。

ガラス戸、網戸など、複数の建具を重ねることが可能で、

空間の間仕切りにも使えます。

 

メリット: 窓回りをデザインする自由度が高い。

開閉の度合いを調節しやすい。

 

デメリット:外側のガラス面が掃除しにくい。

 

 

 

・上げ下げ窓

引き違い窓を縦型にしたような形の窓で、

2枚の戸を上下にスライドさせて開閉します。

 

外部から侵入することが難しい構造で、防犯性に優れる反面、

やや開閉しにくい作りでもあります。

また、窓の重量を考慮して設計しなければいけません。

 

メリット: 防犯性に優れる。

2枚とも稼動するタイプの場合、通気性が高い。

 

デメリット:窓の開け閉めがしにくい。

外側の面が掃除しにくい。

 

 

 

・縦すべり出し窓

ビジネスホテルなどでよく見かけるタイプで、

窓枠の上下に溝がついていて、この溝に沿わせて戸を押し出す形状です。

 

曇りガラスと組み合わせると、少し空いただけでは外から見えないので、

目隠し効果が高く、トイレなどに効果的です。

また、ストッパーを外せば戸が90度開き、外側の面にも手が届くため、

掃除のときに便利です。

 

メリット: 曇りガラスなどと組み合わせれば外から見えにくい。

外の風を室内に取り込みやすい。

外面の掃除がしやすい。

 

デメリット:開放時に雨が降ると、室内側の面も濡れる。

 

 

 

・横すべり出し窓

縦すべり出し窓を90度回転させた形状で、縦すべり出し窓と違い、

開放時にも雨が入っきにくいです。反面通気性能は縦すべりに劣ります。

 

メリット: 曇りガラスなどと組み合わせれば外から見えにくい。

開放時に雨が降っても、すぐには入ってこない。

 

デメリット:風通しは縦すべり出し窓の方が効率的。

 

 

 

・内倒し窓

水周りの換気用として使われることが多い窓で、

上部を倒して内側に開くタイプです。

曇りガラスなどを使えば、開いたときも外から見えません。

一方、開放時に雨が室内に降り込みやすいことや、

カーテンなどが取り付けられないことが難点です。

 

メリット: 曇りガラスなどと組み合わせれば外から見えない。

室外のスペースを気にせず設置できる。

 

デメリット:開放時に雨が室内に降り込みやすい。

カーテンやブラインドが取り付けられない。

 

 

 

・外倒し窓

火災時の排煙窓として設置されることが多く、

煙を外へ逃がすことに適した作りで、

飲食店の厨房や公共施設などにも使われています。

住宅では、高所での採光や換気に向いています。

 

しかし開放時に雨が降ると、

流れ込むようにして雨が入ってくるので注意が必要です。

 

メリット: 排煙に適している。

曇りガラスなどを使うことで外から見えない。

 

デメリット:開いているときに雨が降ると、室内に流れ込んでくる。

 

 

・・・次回に続きます。

 

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